中国での最近人気の日本ブランドについて

執筆者: 利墨(上海)商務信息咨詢有限公司 副総経理 河原吉虎2018/10/26

今回は、中国で人気の日本発信をうたったブランドをご紹介します。

メイソウ 名創優品 http://www.miniso.jp/

ユニクロを彷彿とさせるカタカナで「メイソウ」という企業ロゴで展開している雑貨ストアです。英文表記は「MINISO」です。

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ダイソー(中国でも10元ショップとして展開しています。)や無印良品(中国でもシンプルなデザイン性で安くない価格帯で店舗展開しています。)やユニクロ(こちらも中国で展開しています。)を足して割ったようといわれています。
 このメイソウですが、中国の大都市では至る場所に展開していますし、他の日系含む外資企業も進出しないような中級以下の地方都市でも進出しています。中国ではスターバックスが人気で上海だけでも500店舗を超えるといわれております。また日系のコンビニエンスストアであるセブンイレブン、ローソン、ファミリーマートも積極的に中国で展開しており、大都市ではどこでも見かけることができます。店舗数それぞれ1,399店(ローソン)、1,644店(セブンイレブン)、2,181店(ファミリーマート)「2018中国便利店発展報告(中国連鎖経営協会)より となっています。
 先日、中国内陸部の河南省にある許昌という都市に行きましたが、この街にはスターバックスも日系のコンビニも、MobikeやOFOのようなシェア自転車もありませんでした。しかしながら、そんな街にも「メイソウ」は出店していました。
 メイソウの店舗内の広告には世界56カ国に進出しているとあります。メイソウの自社ホームページにも毎月80-100店舗開設しているとあります。

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この日本の会社が展開しています。(株)名創優品産業 (法人番号 3011001096858)日本にも店舗があるようです。

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化粧品、日用品、文具、玩具、モバイルバッテリーや無線接続スピーカー、イヤホンなどの小型電子機器、食品、下着などの雑貨がわりと洗練されて陳列されています。

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私もこれまで、シャンプー、洗顔フォーム、食器、顔パック、子供のオモチャ、乾電池など、駐在に欠かせない様々なものをここで買っています。

Mvuke TOKYO

ブーケ東京と読むようです。上海で比較的よく見かけるケーキ屋さんです。TOKYOとありますが日本の東京に店舗は無いようです。 中のケーキや陳列は東京で見るようなものです。

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「Superdry 極度乾燥(しなさい)」

イギリスの企業SuperGroupの男性向けアパレルブランドでブランド名が「Superdry 極度乾燥(しなさい)」となっています。
 日本ではブランド展開しておらず、ブランドサイト(https://www.superdry.com/)にも日本からはアクセス制限でつながらないようです。

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中国でも人気であちこちのショッピングセンターに店舗も出していますし、若者がよくこのリュックを背負っています。こちら安くはない価格帯で展開していますので、中国では偽者のカバンもよく出回っています。

今回3件、紹介しましたが、日本の品質、日本の味、日本のデザインが特に都市部の若年層の中では抵抗なく受入れられ、また優れたもの、洗練され、かっこよいものとして扱われています。
 中国にお越しの際はお土産に検討されてはいかがでしょうか。

以上

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