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中国企業情報アプリ・サイトの「企査査」

執筆者: 利墨(上海)商務信息咨詢有限公司 総経理 有井次郎2016/12/21

中国政府は、企業に関する情報を開示しているオープンデータ国家であり、様々な情報が無料で公開されております。商標や著作権は日本でも開示されていますが、登記情報は日本では有料です。中国では、2,000万社以上ある全ての企業情報が無料で開示されており、開示項目は、日本と同じ登記情報である代表者、役員、設立年、事業範囲や資本金はもちろんですが、日本では非公開の株主構成と出資比率も分かります。また、すべての登記情報に法人マイナンバーが付加されております。登記情報以外では、訴訟情報も大半が公開されており、訴訟結果通りに従わなかったブラック情報(個人および法人)は全て掲載されています。そうした企業に関する情報をまとめ、無料で公開している便利なアプリやWebサービスがあり、一番有名なのが「企査査(qichacha)」というサービスです。

企査査について

ロゴ

このサービスは、上述の登記情報、訴訟情報、商標、著作権といった中国政府のオープンデータ情報に加え、Webサイト上にある採用情報やニュースなどを全て紐づけた中国最大級の企業情報アプリ・サイトです。2014年に設立された蘇州の蘇州朗動網網絡科技有限公司というベンチャー企業が2014年10月にローンチさせたサービスであり、現在180万近くのユーザーを獲得しています。

アプリ画面

企査査の便利な使い方

1 検索が便利

登記情報を扱う工商局Webサイトでは、まず本社の省を特定した後に企業を検索する必要があるのですが、この「企査査」を使えば、中国全省での検索が可能です。更に、工商局Webサイトでは企業名、法人番号でしか検索できませんが、「企査査」では代表者含めた役員氏名、事業内容での検索も可能です。

2 企業のグループ相関が分かり易い

登記情報で開示されている株主企業に対して法人番号で紐付けを行い、対象企業のグループ会社相関図が分かりやすく表示されます。中国では企業を調べる際に、まず対象企業の株主や出資先など周辺企業を確認する必要があります。なぜなら集団公司(グループ会社)になると子会社のみが上場している場合もあり、どれ企業が中核企業か分かり難く、また1人代表者が事業範囲毎に複数の会社を設立している場合も多いためです。そうした場合、この「企査査」を使うとグループ全体が把握でき、非常に視覚的にも分かり易く表示されています。また関係のある企業をクリックするとその企業の詳細も確認することが可能です。

イメージ

中国企業情報API

「企査査」は、掲載されている情報をAPIとしても提供しています。この中国企業情報APIを使えば、「企査査」掲載の2,000万社以上の全企業データを、自社のシステムに対して、まるで自社のデータとして活用することができます。取引先マスタが必要な販売管理システムや購買管理システムでこのAPIを使い、企業名で検索し、法人番号をキーに取引先登録すれば、企業の重複が無い整理された企業情報で社内システムに活用することができます。実際に金融機関や大手ECサイトで使用されているようです。
この中国企業APIは有料なのですが、登記基本情報だけなら1回リクエストあたり0.1元(2円弱)で利用することができます。

「企査査」のアプリやWebサービスを利用する際には、中国携帯電話を使いショートメッセージ認証等が必要になるのですが、無料ですので、興味ある方は是非お試しください。

以上

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