所属分類: 導入事例 更新日:2023.03.30
健全な与信管理制度、優れた与信管理意識
売掛金の100%回収を実現!
山洋電気(上海)貿易有限公司は2003年3月に設立され、山洋電気グループの企業理念である「人々の理想を実現し、人々の幸福を図る」を目標とし、中国全土で、サーボシステム、クーリングシステム、電源システム製品の製造および販売、サービスの提供を行っています。
リスクモンスターチャイナサービスご利用のご感想を伺いました。
山洋電気(上海)貿易有限公司
董事·総経理 楊静(左)
管理部営業管理科 マネージャー 王玮(右)
Q.導入のきっかけは?
中国では、ビジネス環境や取引習慣の違いから、日本と比較すると売掛金の回収が難しく貸倒れが発生しやすいです。そのため、自社内に健全な与信管理制度を持つことがとても重要になります。
しかし、当社内部の与信分析ノウハウは限られており、社員全員が企業評価をする財務知識を持つことは不可能です。そのため、第三者の専門機関が提供する客観的な評価と合わせて、すべての社員が理解しやすく運用できる与信管理規程を制定したいと考えており、外部のサービス利用を検討していました。
その際に、以前より弊社の日本本社が利墨の本社であるリスクモンスターの会員であった縁もあり、弊社で利墨の与信管理サービスの導入を検討することとなりました。
Q.導入の決め手は?
製造業である弊社は、以前より債権回収という問題を重視しており、これまでにも他社の調書を利用したことがありました。しかし、実際に使用してみると、データは収集できても、企業評価や分析はされていないため、自分たちでデータを分析し、企業評価をする必要があり、手間がかかっていました。
利墨では、データ収集に加えて、企業の分析・評価をおこない、格付けを付与し、弊社の情況に合わせた与信限度額を計算してくれます。中でも、与信限度額は、弊社が与信判断を行う際に特に大切な参考指標となっています。
また、レポートフォーマットが理解しやすく、日中両言語のレポートが用意されているため、日本本社への報告もスムーズである点、提供されているデータの内容が充実している点など、総合的に評価して利墨のサービスを導入することを決定しました。
Q.リスクモンスターチャイナのサービスをどのように活用されていますか?
弊社は利墨のレポートを参考にして、社内に予め設定された指標と合わせて、各会社に対して総合的な判断を行い、より現状に合った与信限度額を設定し、取引先ごとに与信管理の方法を変えています。
例えば、日中のビジネス環境や取引習慣の違いから、中国企業に対する与信限度額は日系企業に比べて低くなる傾向にあります。利墨の提案する与信限度額を参考にしつつ、これまでの取引先との取引実績を考慮し、より弊社の現状に合った与信限度額を最終的に決定します。それに加えて、支払い方法を変更したりすることで、取引リスクを減少させています。
また、企業の格付けの変化も重要視しています。弊社では、毎年利墨のレポートを入手しており、取引先の格付けが前年と変わっていた場合には、同社との取引条件や与信限度額を見直ししています。これにより、取引先の状況をタイムリーに反映した与信管理が可能になっています。
Q.導入した効果
利墨のレポートを利用する前から、新入社員に与信管理に関する研修を実施し、営業担当者へは定期的にトレーニングを実施していたため、社内の与信管理意識は強く、導入はスムーズに行えました。
それに加えて、利墨のレポートは納品まで1、2週間と、申し込みから取得までのスピードが早く、営業担当者も申請フローに取り入れやすいため、浸透するまでに時間はかかりませんでした。
調査レポートを取得することで、取引先の評価をより正確にすることができ、取引先の状況によって支払い方法を変更するなど、評価に基づいて柔軟な対応ができるようになりました。その結果、現在当社では売掛金を100%回収しています。
Q.リスクモンスターチャイナに今後期待すること
利墨のレポートは分かりやすく重宝していますが、格付けの根拠やチェックポイント等のコメントがあれば、企業分析にかかる手間が削減されて、より便利になると感じています。レポート内容が今後もより充実されていくのを期待しています!
代表製品展示
会社概要 | |
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会社名 | 山洋電気(上海)貿易有限公司 |
日本本社 | 山洋電気株式会社 |
創立 | 2003年03月 |
従業員 | 33名(2021年12月まで) |
事業内容 | 冷却ファン、冷却用システム開発・製造・販売、(UPS)無停電電源装置、太陽光発電システムインバータの開発・製造・販売、サーボモータ、ステッピングモータ、エンコーダ及びドライバ、制御システムの開発・製造・販売 |
URL |
※記載内容は、2023年3月の取材に基づいています。